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Threads運用代行を6人のAI社員に任せています|実際の流れ

「AIに書かせているのに、確認と修正で結局自分の時間が消えている」「AIでSNSを回してはいるが、この形でよいのか不安が残る」——そう感じていませんか。

原因は、AIの賢さではありません。

1つのAIに全部をやらせているからです。

弊社は、美容サロンを中心にThreadsの運用代行をしています。投稿の作成から、お客様への確認のお願い、お客様から届いた録音データの要約まで、すべてAI社員がやっています。

本記事では、そのAI社員を6人にどう分けているかを、実際に動いている順番のまま解説します。

Contents
  1. Threads運用代行を6人のAI社員に分けています
  2. AI社員が実際にお客様とやり取りしている記録
  3. AI社員1人は1枚の指示書|台帳とフォルダで形をそろえる
  4. 検品は2段|機械が止めて、別のAI社員が読み直す
  5. 人がやるのは、確認と、金額や契約の判断だけです
  6. 自分の会社でAI社員を作る順番|3つの段階
  7. AI社員についてよくある質問
  8. まとめ|AI社員に任せると、投稿が止まりません

Threads運用代行を6人のAI社員に分けています

AIが書いた投稿は、こう伸びました

先に数字を出します。

弊社が運営しているサロンでは、3月まで代表が投稿を書いていました。49本書いて、表示回数は数百がほとんどです。いちばん伸びた投稿でも2,625回でした。

5月からはAI社員が書いています。同じサロン、同じアカウントで、書く人だけを変えました。

代表が書いた投稿の最大2,625回と、AI社員が書いた投稿の上位を並べた棒グラフ
  • 代表が書いた投稿:数百回、多くても2,000回台
  • AI社員が書いた投稿:数万回の投稿が11本。いちばん伸びた投稿は約19万回
  • 支援先のサロンでも、AI社員が書いた投稿が1本で約12万回
  • 30日間の合計で約35万回表示された月もあります(フォロワーは121人)

3月はサロンのオープン前で、フォロワーは100人もいませんでした。

時期の条件が違うので、そのまま「2.7倍になります」とはお伝えしていません。それでも、書く人を変えてからここまで伸びました。

6人の担当はこう分かれています

1つのAIに全部をやらせず、仕事ごとにAIを分けています。

AI社員6人。戦略の担当、ライター、検品の担当、お客様担当、配信の担当、分析と報告の担当が1から6の順に動く図
  1. 戦略の担当:月に1回、打ち合わせの記録と前月の表示回数を読んで、今月の方針を決めます
  2. ライター:方針とクライアントの決まりを読んで投稿を書きます。材料は接客の録音データと写真です
  3. 検品の担当:出す前に確認します。字数、行数、使ってはいけない言葉、型の配分
  4. お客様担当:お客様とのやり取り全部。確認のお願い、録音データの受け取りと要約、催促まで
  5. 配信の担当:お客様が承認した投稿を、1日の本数と時間帯どおりに予約して出します
  6. 分析と報告の担当:表示回数を数えて、週ごと、月ごとにお客様へ報告します

1から6の順に動いて、6の結果が翌月の1に戻ります。

AI社員が実際にお客様とやり取りしている記録

仕組みの説明の前に、やり取りを2つご覧ください。

どちらも、弊社のAI社員がお客様と実際にやり取りしたチャットです。名前と店名は伏せています。

1つ目:投稿ができたら、AI社員が確認をお願いします

AI社員が新しい投稿30件の確認をお願いし、お客様が完了と返し、AI社員が配信の予約を伝えているチャット

投稿を作り終えると、確認ページの案内とパスワードをお客様に送ります。

お客様が承認すると、お礼と配信の予定を返し、予約まで進めます。

この間、弊社のスタッフは関わっていません。

2つ目:録音データを送ると、AI社員が聞いて要約を返します

お客様が音声ファイルを送り、AI社員が受け取りの連絡と内容の要約と投稿案の提案を返しているチャット

お客様が面接の録音データを送ると、2分後に、内容の要約と「こちらの内容からも投稿案をお作りできます」という提案が返っています。

この録音データが、次の投稿の材料になります。

※2枚とも、実際のやり取りをもとに、名前・店名・リンクを伏せて作り直したものです。

投稿を書くだけなら、チャットのAIでもできます。

弊社のAI社員が違うのは、お客様とのやり取り、確認のお願い、録音データの受け取りと要約、承認後の予約まで、仕事の流れ全体を担当している点です。

AI社員1人は1枚の指示書|台帳とフォルダで形をそろえる

指示書に書くのは4つだけ

6人と書きましたが、正体は難しいものではありません。

AI社員1人=役割ごとに書いた指示書1枚です。

  • 役割:何をする担当か(例:投稿を書く)
  • 読むもの:仕事を始める前に必ず読むファイル(クライアントの決まり、今月の方針、過去に使った型)
  • 出すもの:どこに、どんな形で保存するか
  • 止まる条件:分からないとき、決まりに合わないときに、勝手に進めず止まる

チャットのAIとの違いは2つです。ファイルを読み書きできること。前回の指示を覚えていることです。

クライアントの決まりや過去の投稿がファイルに残っているので、毎回ゼロから説明する必要がありません。

1クライアントにつき1つのフォルダ。中身は7つ

フォルダ構成。指示書フォルダにAI社員6人分のファイル、共通ルール、台帳、クライアントごとのフォルダ
  1. クライアントの決まり:話し方、使わない言葉、投稿のテーマ、LINEへの誘い方
  2. 型の記録:これまで使った型と、使わなくなった型とその理由
  3. 期限つきの企画:キャンペーンや募集など、期間が決まっているもの
  4. 今月の方針:戦略の担当が毎月書く
  5. 完成した投稿:ライターが書き、検品に合格したもの
  6. 表示回数の記録:投稿ごとの表示回数と返信の数
  7. お客様への報告:週ごと、月ごとのまとめ

この7つがそろっているので、AI社員は何を読めばいいかで迷いません。

担当者が変わるときの引き継ぎ資料と同じ役目です。

台帳があるから、クライアントが増えても形が変わらない

クライアントごとの設定は、1つの台帳にまとめています。

  • 1日の投稿本数
  • 投稿する時間帯
  • 1か月の本数
  • 投稿を作る日
  • お客様に確認してもらう締切
  • 連絡先
  • 担当者
  • 状態(運用中か、止めているか)

新しいクライアントが増えたときは、台帳に1行足して、フォルダを1つ作れば、翌日から同じ流れで回り始めます。

逆に言うと、この8つが決まっていない仕事は、AI社員に渡せません。

人がやっているときは頭の中で済んでいた「何本」「いつ」「誰に確認」を、先に文字にしておくこと。これがAI社員に任せる準備そのものです。

検品は2段|機械が止めて、別のAI社員が読み直す

書いた投稿は、そのままお客様に届きません。

1段目は、機械の検品です

決まりに合っているかを、決まった項目で確認します。

  • 文字数と行数
  • 絵文字の有無
  • 型の配分(宣言した本数どおりか)
  • 使ってはいけない言葉
  • 実在の人の名前が入っていないか

ここで引っかかった投稿は、AIがそのままライターに差し戻します。

この段階の投稿は、人の所には来ません。

2段目は、別のAI社員が読み直す検品です

機械の項目では止まらないものを見ます。

  • 誰の話か、何の話かが分かるか
  • 何と比べているのかが分かるか
  • 前の文とつながっているか
  • 立場が合っているか(弊社の話なのか、お客様の話なのか)

この担当は、本文を書き換えません。おかしい所を行ごとに指摘して、ライターに戻します。

書いた本人が修正するので、どこが変わったのか分からなくなることがありません。

人がやるのは、確認と、金額や契約の判断だけです

投稿ができてから出るまでの4コマ。AI社員が連絡し、お客様が確認ページで承認し、配信の担当が予約して出す

1つ目:お客様の確認

検品に合格した投稿は、お客様担当が確認ページに載せて、確認をお願いします。

お客様がそこで承認した投稿だけが、配信の担当に渡ります。

投稿を出す前に、お客様の目が必ず1回入る形です。

※4コマの中身は、実際の運用をもとに、名前・店名・投稿の文を伏せて作り直したものです。

2つ目:金額や契約に関わる判断

お客様から料金や契約の相談が来たとき、お客様担当はその場で答えません。

返信の案を作って代表に上げ、代表が確認してからお客様に送ります。

ここだけは、AI社員に任せていません。

最初から手が離れたわけではありません

はじめの1か月は、代表が投稿を全部読んで修正していました。

いまは上の2か所だけです。

読まなくてよくなったのは、検品の2段が、代表が見ていた所を代わりに見ているからです。

いちばん伸びた投稿は、この輪のどこで生まれたか

約19万回表示された投稿は、こう作られました。

  1. 分析と報告の担当が、直前の50本を数えて、伸びている型を洗い出した
  2. お客様担当が、接客の録音データを受け取って要約した
  3. ライターが、その型と録音データの言葉で投稿を書いた
  4. 検品の2段に合格して、確認ページで承認され、配信の担当が出した

投稿の中身は、施術が1か月ほどで元に戻ってしまう方への呼びかけです。

もとになったのは、接客でスタッフがお客様に説明していた言葉でした。

この投稿は誰かのひらめきで生まれたのではありません。6人の輪が1周した結果です。

自分の会社でAI社員を作る順番|3つの段階

一度に6人を作ろうとせず、3つの段階に分けます。

段階1:台帳と、共通ルールを書く

自分でゼロから書く必要はありません。何をやってほしいのかをAIに伝えれば、台帳と共通ルールの形にまとめてくれます。

たとえば、こう伝えます。

自分の会社のThreadsを、1日2本、12時と20時に出したい。月に60本。投稿は毎月10日に作って、15日までに自分が確認する。話し方はですます調で、絵文字は使わない。お客様の名前や金額は書かない。分からないことがあれば、勝手に進めずに聞いてほしい。この内容で、台帳と共通ルールを作って。

これだけで、台帳の8項目と、全員が読む共通ルールの下書きができます。

段階2:AI社員を2人作る

最初から6人は作りません。

投稿を書くライターと、決まりに合っているかを見る検品の担当の2人からです。

この2人がいれば、投稿は作れるようになります。

残りの担当(戦略、お客様担当、配信、分析)は、どこまで任せたいかに合わせて、あとから1人ずつ足していきます。

段階3:7日分を書かせて、修正して、もう1回書かせる

まず7日分を書かせます。1回目は、必ず修正したい所が出ます。

それを指示書に書き足して、もう1回書かせる。

この「書かせる、修正する、もう1回」を2周やると、指示書が自分の会社の形になります。

手順だけをまとめたものは、AI社員の作り方の記事にあります。

AI社員についてよくある質問

エンジニアがいないと作れませんか

作れます。指示書はすべて日本語の文章で書いています。プログラムは入っていません。

1つのAIに全部やらせてはいけませんか

できますが、修正するときに困ります。出てきたものが違っていたとき、どの指示を直せばいいかが決まらないからです。

投稿の内容は確認できますか

できます。検品に合格した投稿を確認ページに載せますので、承認したものだけが出ます。

配信や集計まで任せられますか

任せられます。予約と表示回数の集計は、Meta社が公開しているThreadsのAPIを使います。

設定には少し技術的な作業が要るので、まずは段階2の2人で投稿が回り始めてからをおすすめします。

渡せる材料が何もない場合はどうなりますか

最初のヒアリングで、接客の録音や、よく聞かれる質問を材料として集めるところから入ります。

まとめ|AI社員に任せると、投稿が止まりません

  • Threadsの運用代行を、6人のAI社員に分けている(戦略・ライター・検品・お客様担当・配信・分析)
  • AI社員1人=指示書1枚。書くのは役割、読むもの、出すもの、止まる条件
  • 台帳の8項目が決まっていない仕事は、AI社員に渡せない
  • 検品が2段あるので、人が全部読まなくてよくなる
  • 人がやるのは、お客様の確認と、金額や契約の判断だけ
  • 約19万回の投稿も、ひらめきではなく6人の輪の1周から出てきた

AIに書かせているのに時間が消えているなら、足りないのは賢いAIではありません。

仕事を役割に分けて、それぞれに指示書を1枚ずつ書くことです。

その分け方を、これから一人で手探りする必要はありません。

AIに任せる仕事を、一緒に決めませんか

記事で書いたやり方を、御社の仕事に当てはめる相談を受けています。何に使うかが決まっていなくても大丈夫です。いまの仕事を伺い、AIに任せる作業を選ぶところから、実際の仕事で使えるようになるまで一緒に進めます。

※初回相談は無料です。AIを使ったことがない方も対象です。

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福屋 俊裕
福屋 俊裕
L Message(エルメ)認定代理店
エルメ主催のエルメ説明会や代理説明会の講師も担当
住宅メーカー不動産業界(宅建士保有)をはじめ美容や治療院、オンラインスクールなど多様な業種の100件以上のLINE構築の実績。またSNS総フォロワー2万人のアカウントを運用し、SNSを通じて集客を行いLINEでマネタイズする手法を得意としている。