
休眠客だけにLINEを送る方法|来店日を残す4つの設定
この記事の結論
休眠客だけにLINEを送るには、まず来店日を残します。来店時にQRコードを読み取ってもらうと、最後に来た日が友だち1人ずつに記録されます。
- キャンペーンは「誰に送るか」と一緒に「誰に送らないか」を決める
- L Message(エルメ)の友だち情報に、最終来店日を残す
- 最終来店日をもとに、3か月来ていない方だけへ案内する
こんな方に:キャンペーンのLINEを毎回全員に送っている、美容サロン・治療院・飲食店のオーナー
読むとできること:来店日を残す設定と、休眠客だけに送る配信の組み方が分かります
「キャンペーンのLINE、毎回全員に送っている」
「あのお客様、最近来ていないな。でも誰に送ればいいか分からない」
このように感じていませんか。
全員に同じ案内を送る形だと、先週来てくれた方にも「お久しぶりです」が届いてしまいます。
この記事では、休眠客だけにLINEを送るための設定を4ステップで解説します。文面の例と、実際に再来店につながった店舗の設計も紹介します。
動画で先に流れを見たい方は、47秒の解説動画もご覧ください。
休眠客にLINEを送る前に「誰に送らないか」を決める

休眠客にLINEを送るときに、最初に決めるのは文面ではありません。送らない人を決めることです。
全員に送ると、来てくれた方にもズレた案内が届く
例えば「3か月ぶりの方限定キャンペーン」を全員に送ったとします。
先週来てくれた方にも同じ通知が届きます。その方にとっては、自分に関係のない案内です。
- 先週来た方に「お久しぶりです」と届く
- 定価で来てくれた直後の方に、割引の案内が届く
- 関係のない通知が続くと、配信自体が読まれなくなる
送り分けの例|3か月来ていない方だけに案内する
送り分けは、難しい設計から始める必要はありません。次の2つに分けるだけで十分です。
お客様 | 配信 |
3か月来ていない方 | 限定キャンペーンを案内する |
先週来てくれた方 | 今回の配信からは外す |
送らなくていい人には送らない。これだけで、案内の内容を相手に合わせられます。
送り分けに必要なのは、お客様ごとの来店日
「3か月来ていない方」を選ぶには、お客様ごとに最後に来た日が分かっている必要があります。
ただし、この来店日をLINEの中に残すには、標準のLINE公式アカウントだけでは足りません。
LINE公式アカウント標準 | エルメを追加した場合 | |
お客様ごとの記録 | 手で付けるタグと、自由に書くメモ | 年月日やポイントを項目で残せる |
日付の入り方 | スタッフが手で書く | QRコードの読み取りで入る |
絞り込みの材料 | 推定の属性、手で付けたタグなど | 来店などの実際の行動 |
標準の絞り込みに使う性別や年代は、LINEの利用状況から推定した属性です。「最後にいつ来たか」は、そこには入っていません。
次の章で、エルメを使った来店日の残し方を4ステップで説明します。
LINEに来店日を残す設定【4ステップ】

来店日を残すには、LINE公式アカウントと連携するツール、L Message(エルメ)を使います。
エルメには、友だち1人ずつに情報を保存できる「友だち情報」という機能があります。ここに最終来店日を残します。
1.友だち情報に「最終来店日」を作る
エルメの友だち情報に、新しい項目を足します。項目のタイプは「年月日」を選びます。
項目名は、スタッフが見て分かる「最終来店日」で構いません。
2.来店用のQRコードを作る
エルメのQRコードアクションで、来店用のQRコードを作ります。
読み取ったときの動作に、友だち情報の最終来店日へ当日の日付を登録する設定を入れます。
これで、お客様が読み取った日が、そのまま最終来店日として残ります。
3.何度でも動く設定にする
ここが一番の注意点です。
- 1回目だけ動く設定だと、2回目以降の来店が記録されない
- すでに友だちの方にも動く設定にしておく
- 日付は読み取るたびに新しい日に上書きされる
店舗で使う来店用のQRコードは、何度でも動く設定にしてください。
4.読み取る理由を用意する
QRコードを置くだけでは、読み取ってもらえません。お客様にとっての理由を付けます。
- 来店のお礼メッセージが届く
- 「1ポイントプレゼント」の案内が届く
- ポイントが貯まると特典がもらえる
弊社が運営するサロンでも、来店時にQRコードを読み取ってもらい、最終来店日・来店回数・ポイントを残しています。10回の来店で500円引きという形です。
お会計のときに「こちら読み取ってください」と声をかける流れを決めると、スタッフが迷いません。
エルメの予約機能を使っている場合
来店日の残し方は、QRコードのほかにもう1つあります。エルメのサロン予約機能のリマインドを使う方法です。
予約の流れに合わせて記録できるので、お客様に読み取ってもらう手間がありません。
- 予約をLINEで受けていない店舗は、QRコードが合う
- エルメの予約機能で受けている店舗は、リマインドの方法も選べる
どちらの場合も、最終来店日は1人につき1つです。来店の履歴を全部残すものではなく、新しい日に上書きされると考えてください。
ここまでで来店日は残ります。ただ、日付が残っただけでは、まだ誰にも案内は届きません。
休眠客だけにLINEを配信する手順

来店日が残ったら、その日付を使って配信先を絞ります。やり方は2つあります。
やり方 | 向いている場面 |
配信のたびに、最終来店日で絞り込む | 月1回のキャンペーンなど |
最終来店日を基準に、決めた日数で案内を動かす | 毎月同じ案内を続ける場合 |
何か月で休眠客とするかを決める
基準は業種で変わります。お客様が普段どのくらいの間隔で来るかから決めてください。
- 1か月に1回来る業種なら、2か月で声をかける
- 2〜3か月に1回来る業種なら、半年を目安にする
- 迷ったら、まず3か月で試して反応を見る
休眠客に送るLINEの文面例
文面は短くします。久しぶりの方に、長い案内は読まれません。
○○さん、こんにちは。
最近お会いできていなかったので、ご連絡しました。
今月中にお越しの方に、○○をご用意しています。
ご予約はこちらからどうぞ。
- 最初に名前を入れる
- 「なぜ送ったか」を一言で伝える
- 特典と期限は1つに絞る
- 予約の入口を最後に置く
配信を出す前に確かめること
はじめてエルメで配信先を絞って送るときは、次の3つを確かめてください。
- 絞り込んだ人数が、お店の感覚と大きくずれていないか
- 来店日が入っていないお客様が、対象から漏れていないか
- テスト配信で、名前と予約の入口が正しく出るか
来店日を残し始めた直後は、記録のあるお客様がまだ少ない状態です。最初の数か月は、記録がたまるのを待ってから配信を始めます。
ここまでの設定は、手順どおりに進められます。難しいのは、何か月で区切るか、どのタイミングで送り続けるかを店舗に合わせて決める部分です。
休眠客のLINE配信で費用を抑える考え方

LINEの配信は、送った通数で必要なプランが変わります。全員に送らないことは、費用の面でも意味があります。
- 対象を絞るほど、1回の配信で使う通数が減る
- L Message(エルメ)のフリープランは月1,000通まで
- エルメの通数とLINE公式アカウントの通数は、別に数える
友だちが増えるほど、全員への一斉配信は通数を使います。休眠客のように対象を絞った配信なら、同じ月に別の案内も送りやすくなります。
プランの料金は変わることがあるので、最新の内容はそれぞれの公式サイトで確かめてください。
費用の次に気になるのは、実際に来てもらえるのかという点です。
休眠客へのLINE配信で再来店につながった店舗の設計

弊社のクライアントに、4店舗を展開するアイサロンがあります。
以前は別のLINEツールを月6〜7万円で使っていましたが、エルメへ移行しました。移行後のツール費用は月2万円です。
そのうえで、しばらく来ていないお客様に向けて「おかえりクーポン」を配信しています。
- 対象を、来店が止まっているお客様に絞る
- 来店の周期(4〜5週)から、案内の時期を決める
- 結果として、月8〜10件の再来店につながっている
全員に一斉に送るのではなく、来店の周期から逆算して送る相手を決めたことが、この設計の中心です。
この店舗では、ツールを移す前に困っていたのが、送り分けの機能が上位プランだけだったことです。配信先を絞れる状態にしたことで、この設計が組めるようになりました。
休眠客のLINE配信でよくある質問

エルメは無料プランでも使えますか
エルメには無料プランがあります。使える機能や配信数はプランで変わるので、最新の内容は公式サイトでご確認ください。
すでに友だちのお客様の来店日も残せますか
残せます。すでに友だちの方にもQRコードが動く設定にして、次の来店時に読み取ってもらいます。それまでの来店日は手で入れることもできます。
別の予約システムを使っていてもエルメで設定できますか
できます。お店で使っている予約システムはそのままで、エルメの来店用QRコードだけを足す形です。二重の管理にならないよう、読み取ってもらう場面を1つに決めてください。
紙の会員カードと一緒に使えますか
使えます。まずは紙のカードと並行して、来店時の読み取りだけを足します。LINEで来店日が残るようになってから、カードをやめるか決めてください。
QRコードを読み取ってもらえない時はどうしますか
お会計の流れに入れて、スタッフから声をかけるのが確実です。ポイントやお礼の案内も、読み取るきっかけになります。
まとめ|休眠客のLINE配信は来店日を残すところから

- キャンペーンは「誰に送らないか」も決める
- エルメの友だち情報に、最終来店日を年月日で残す
- 来店用のQRコードは、何度でも動く設定にする
- お礼やポイントで、読み取る理由を用意する
- 最終来店日で絞り込み、短い文面で案内する
来店日が分かると、全員に同じ案内を送る必要がなくなります。
一方で、QRコードの設定、ポイント、配信の区切りを店舗の流れに合わせて組むには、最初の設計が必要です。ここは一人で組むより、実際に構築してきた相手と決めたほうが早く進みます。
来店日を残すLINEの設定を、任せませんか
こうしたLINEの活用は、設計と設定からお任せいただけます。弊社はL Message(エルメ)認定代理店として、250件以上のLINE公式アカウント構築に携わってきました。