連絡ツールとして幅広い世代に使われているLINE。LINEには個人アカウントとは別に、ビジネスで活用できるLINE公式アカウントがあります。
この記事では、初心者に向けてLINE公式アカウントでできること、できないことを解説しています。LINE公式アカウントを開設するメリットも解説していますので、ビジネスでLINEを活用したい人はぜひ参考にしてください。
こちらの記事は、動画でも解説しています。
ぜひご覧ください。
LINE公式アカウントとは?
LINE公式アカウントとは、企業や店舗などビジネス用のLINEアカウントです。ビジネスの規模を問わず、誰でも簡単にアカウントが作れます。
LINE公式アカウントでは、友だち追加してくれユーザーに情報発信をしたり、個別でメッセージのやり取りをすることが可能です。
LINE公式アカウントでできること
LINE公式アカウントでできることを紹介します。
- 友だち追加のリンクまたはQRコードの発行
- あいさつメッセージの設定
- リッチメニューの設定
- クーポン機能
- ショップカード機能
- メッセージ配信
- カードタイプメッセージ
- リッチメッセージ
- 分析機能
①友だち追加のリンクまたはQRコードの発行
LINE公式アカウントでは、友だち追加のリンクやQRコードが発行できます。Instagramやホームページなどに貼ってあるLINEリンク、店舗のレジ横においてあるQRコードなどを見たことがある人も多いのではないでしょうか。
友だち追加リンクやQRコードは、置いているだけでいつでも友だち追加が可能です。
②あいさつメッセージの設定
友だち登録をしたときに、自動で配信されるメッセージをあいさつメッセージといいます。
あいさつメッセージは、LINE公式アカウントの配信の中で1番ユーザーの反応が高いメッセージです。そのため、デフォルトのメッセージではなく、クーポンプレゼントやセールのお知らせなど、ユーザーがついサービスを利用したくなるように工夫すると、売上アップが期待できます。
③リッチメニューの設定
リッチメニューとは、LINEの画面下に表示される画像です。クーポンの掲載や外部サイトへの誘導が可能で、ショップカードにポイントを貯めたり予約サイトやホームページに誘導することができます。
リッチメニューのポイントは、ぱっと見てすぐにわかるシンプルなデザインにすることです。文字が多いと、スマートフォンで見たときにわかりにくく、離脱の原因になってしまいます。
④クーポン機能
友だち登録しているユーザーに割引や特典を提供できます。
使い方は、クーポンを提示して「クーポンを提示する」をタップするだけ。クーポン使用後は、使用済みであることが一目でわかるため、不正利用の心配はありません。新規来店獲得やリピーター戦略に有効です。
また、LINE公式アカウントでのクーポン利用はまだまだ一般的ではありません。そのため、クーポン機能を活用するとライバルとの差別化ができ、新規顧客獲得につながるでしょう。
⑤ショップカード機能
ショップカードは、ポイントカードのように使える機能です。QRコードを読み取るとショップカードにポイントが貯まり、任意のポイントが貯まると特典が受け取れます。
クーポン機能と同様に、ショップカード機能も活用している人は少数です。LINEでポイントを貯められるため、カードの発行の手間が減らせ、来店客のカード忘れもなくせます。クーポンなどの特典もLINEひとつで管理できるため、ショップカード機能を活用するとリピーターに喜ばれるのではないでしょうか。
⑥メッセージ配信
LINE公式アカウントでは、ユーザーにメッセージを送れます。
- 新商品情報
- キャンペーン案内
- クーポン提供
- 定休日のお知らせ
上記のようなリアルタイムで届けたい内容を顧客全員に簡単に配信可能です。ユーザーが求めている内容を定期的に配信することで、新規顧客獲得やリピーター獲得につながるでしょう。
「ブロックされるのが怖くて配信できない」という人もいますが、ブロックする人は見込み顧客ではありません。不要な配信は避けなければいけませんが、ユーザーにとって有用な情報は定期的に配信しましょう。
⑦カードタイプメッセージ
カードタイプメッセージは、視覚的に商品やサービスを紹介できる機能です。複数のカードをスライド形式で並べて表示できます。
⑧リッチメッセージ
リッチメッセージは、画像内にリンクやボタンを設置できる機能です。画像は視覚的なインパクトが強いため、キャンペーンやプロモーションに最適です。
⑨分析機能
分析は配信したメッセージの開封率やクリック率、友だちの増減、性別や年齢層といったユーザー属性などのデータを確認できる機能です。
友だちの属性がわかるため、マーケティング戦略を立てやすくなるでしょう。
LINE公式アカウントを活用するメリット
LINE公式アカウントを利用するメリットを3つ紹介します。
- LINEはSNS利用率No.1
- ブロックされない限りアプローチ可能
- LINE公式アカウントは無料で始められる
①LINEはSNS利用率No.1
LINEは、日本人のほとんどが利用しているツールです。LINEの月間のユーザー数は9700万人(2024年3月 LINEヤフー株式会社調べ)。
InstagramやTikTokなどほかのSNSと異なりすべての世代の人が使っているため、LINEはユーザーに情報を届けやすいのが魅力です。
②ブロックされない限りアプローチ可能
LINEは友だち登録されたら、ブロックされない限りはメッセージで訴求できます。
例えば、Webサイトでは離脱されてしまう、メールではアドレスの入力を間違えたり迷惑フォルダに入っていたりなど、相手に情報が届かないことがあります。しかし、LINEはブロックされない限り確実に届きます。
③LINE公式アカウントは無料で使用可能
LINE公式アカウントは、ほとんどの機能を無料で使用できます。料金プランは以下の通りです。
LINE公式アカウントは、まずはお試しで使ってみたい人、友だち登録者数や配信数が少ない人にぴったりです。
LINE公式アカウントでできないこと
LINE公式アカウントでできないことを3つ紹介します。
- 友だち一人ひとりの分析ができない
- 細かいアクション設定ができない
- 予約や決済機能がない
①友だち一人ひとりの分析ができない
LINE公式アカウントの分析機能は友だち全体の分析は可能ですが、1ユーザーごとの細かい分析はできません。
例えば、友だちAさんの場合。Aさんの性別や住んでいる地域、どこから友だち追加されたかを個別に知ることができません。そのため、Aさん個人でわかる情報は、LINEアカウント名とアイコンのみです。
細かい顧客分析をしたい人には、LINE公式アカウントは物足りないかもしれません。
②細かいアクション設定ができない
LINE公式アカウントでは、細かいアクションの設定ができません。例えば、LINEの友だち追加をできる経路が店舗とInstagramの2パターンある場合。「店舗から友だち追加した人」と「Instagramから友だち追加した人」のあいさつメッセージを変えることはできません。
店舗から友だち追加した人は一度来店しているため、あいさつメッセージに「次回使えるクーポンをプレゼントします」と入れると、リピート施策として有効でしょう。その一方で、Instagramから友だち追加した人はまだ来店していないため「初来店で使えるフォロワー様限定クーポンをプレゼント」とメッセージがあると顧客獲得につながりやすいです。
このように、友だちの流入経路によってあいさつメッセージを変えると新規顧客・リピーターの獲得に有効です。しかし、LINE公式アカウントではあいさつメッセージはひとつしか設定できません。
③予約や決済機能がない
LINE公式アカウントには予約機能や決済機能がないため、外部サイトを使う必要があります。個別チャットのやり取りで予約受付もできますが、お互いに手間がかかってしまいます。
そのため、見込み顧客が離脱してしまったり、別サイトの利用料が別途かかる可能性があります。
LINE公式アカウントでできないこともL Messageならできる
LINE公式アカウントでできないことを補うために、LINE拡張ツールがあります。LINE拡張ツールを活用すると、細かい分析、予約機能、決済機能などが使用可能です。
LINE拡張ツールの中でも代表的なものに、L Message(エルメ)があります。L Message(エルメ)は無料で使用開始できるため、まずはLINE拡張ツールを使ってみたいという人にぴったりです。詳細はこちらの記事で紹介しています。
まとめ
企業や店舗などビジネスで活用できるLINE公式アカウント。メッセージ配信やクーポンなどの機能を上手く活用すると、売上アップにつながるでしょう。その一方で、細かく分析できない、予約機能や決済機能がないなど、物足りなさを感じる方もいるかもしれません。そのような人には、LINE拡張ツールのL Message(エルメ)がおすすめです。
株式会社L-marketingはL Message(エルメ)の正規代理店です。
L Message(エルメ)を使ってみたい人は、オンラインサポートやエルメ構築代行も承っておりますので、お気軽にご相談ください。
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