Claude Code 業務効率化|導入を支援した会社の実例
「Claude Codeって、コードを書けない自分にも使えるの?」
「業務効率化と言うけれど、実際にどの仕事を任せられるの?」
検索して出てくるのはエンジニア向けの解説ばかりで、店舗や事務の仕事にどう役立つのかは、なかなか見えてきません。
弊社はLINE公式アカウントの構築会社ですが、社内の入力・転記・記録の仕事の多くをClaude Codeに任せています。その経験をもとに、クライアントの会社が自社でAIを使えるようになるまでの導入支援もしています。
この記事では、導入を支援したクライアント2社(不動産会社・自転車店)と、弊社自身の事例を、任せている仕事の中身までお見せします。
読み終わる頃には、自社のどの仕事から渡せそうか、判断できるはずです。
Claude Code 業務効率化はどこまでできるか|任せている仕事の一覧

先に全体を見せます。導入を支援した会社と弊社自身が、いまClaude Codeに任せている仕事と、人に残している作業です。
| 立場 | 現場 | Claude Codeに任せている仕事 | 人がやること |
|---|---|---|---|
| 導入を支援 | 不動産会社 | 物件情報の掲載と、その後の管理(価格の変更・売れた物件の取り下げまで) | 内容の確認と、公開の操作 |
| 導入を支援 | 自転車店 | 紙の伝票の集計〜支払いの見通しづくり | 作った表の確認と、支払いの判断 |
| 弊社自身 | 弊社が運営する美容サロン | 売上管理表への入力・カウンセリング記録・予約の確認 | 入力結果の確認 |
| 弊社自身 | 弊社の社内業務 | 議事録づくり・ブログの投稿作成・SNS投稿の下書き | 下書きの確認と、公開の操作 |
チャットのAIとの違いは、管理システムを開いて、入力して、保存するところまで自分で進む点です。人のところには、作業が終わった状態で連絡が届きます。
Claude Codeそのものが何かを知りたい方は、先にこちらをどうぞ。
Claude Codeとは?非エンジニアの「使いどころ」
導入支援の事例①|不動産会社が、物件掲載とその後の管理を自分で回せるように

1つ目は不動産会社です。その会社の担当者が自分でClaude Codeを使えるようになるまでを支援しました。任せているのは、物件情報の掲載と、掲載したあとの管理です。
困っていたこと:1件の掲載に半日、物件の更新作業に月20時間
1つは、物件を新しく掲載する作業です。1物件を載せるだけで、これだけの項目を埋めます。
- 価格・土地面積・建物面積・交通などの基本情報
- 写真20枚のアップロードと、1枚ごとのカテゴリ分け・説明文
- 設備・構造の紹介11件
- こだわり検索に使われる特徴・設備の項目29個
- 周辺環境の情報と、地図の位置指定

人の手だと、1件で半日仕事です。
もう1つが、掲載したあとの更新です。価格が変わった、売れた、という連絡がメールで届くたびに、掲載中の情報を直します。物件が増えるほど、この作業が積み上がります。
この更新作業だけで、月に20時間ほど取られていました。新しく掲載するより、こちらのほうが重いという状態です。
やったこと:AIがメールを読み取って、掲載中の情報まで直す
まず掲載の作業から手をつけて、人は内容の確認だけをすれば済む形に組み替えました。AIへの指示の書き方は担当者に覚えてもらい、いまは担当者が自分で回しています。
たとえば写真20枚は、1枚ずつ「外観」「リビング」「キッチン」などのカテゴリを選び、100字以内の説明文を付ける決まりがあります。Claude Codeは資料を読んで、20枚ぶんのカテゴリ分けと説明文づくりまで済ませます。人がやるのは、写真と説明が合っているかを見ることだけです。
重かったほうの更新も、AIが届いたメールを読み取って、掲載中の情報を直すところまで進みます。いまAIがやっているのは次の4つです。
- 届いたメールを読み取って、手元の物件の一覧表を更新する
- 一覧表と掲載中の情報を照らし合わせる
- 価格が変わっている物件を見つけて、掲載側の金額を直す
- 売れた物件を見つけて、掲載を取り下げる

メールの読み取りから修正・取り下げまでを続けて行うので、月20時間かかっていた更新作業が、最終確認だけで済むようになりました。手元の一覧表と掲載中の内容も、いつも揃っている状態です。
人がやるしかないと思っていた作業も、AIができた
やってみて分かったのは、「これは人がやるしかない」と思っていた作業ほど、AIに渡せたことです。
- 地図の位置指定:地図をクリックして場所を指す作業も、住所から正しい位置を調べて入れるところまで任せられます。
- 写真データの準備:共有フォルダの写真が開けない状態になっていたときも、原因を調べて自力で直しました。50枚を超える写真が、1分ほどで使える状態になりました。
- 駅からの距離の確認:資料の数字と食い違いがないかの確認まで任せています。
人の仕事は、最終確認だけになった
入力も、写真の整理も、掲載後の修正も渡したので、人が残しているのは公開前の最終確認と、公開のボタンを押すことだけです。
確認する場所を1か所に決めておくと、任せる範囲を広げても安心して進められます。作業はAI、最後の判断は人。この分け方にしてから、渡せる仕事がどんどん増えました。
弊社がやったのは、どこまでAIに渡すか・どこに人の確認を残すかを一緒に決めて、使い方を覚えてもらうところまでです。その会社の仕事の中身を聞きながら決めました。
いまこの会社では、次の段階としてブログの記事づくりや、ThreadsとInstagramの更新まで同じ形で任せられるように準備を進めています。弊社が自社ですでにやっていることを、その会社の仕事に合わせて渡していく形です。
導入支援の事例②|自転車店のオーナーが、紙伝票の集計を自分で作れるように

2つ目は自転車店です。こちらはオーナー自身がClaude Codeを使えるようになるまでを支援しました。
困っていたこと:請求書を全部手で入力して、突き合わせていた
仕入れ先から届く請求書を、1枚ずつ手で表に入力していました。届き方はばらばらで、メールで来るものもあれば、郵送で紙が届くものもあります。それを入力して、仕入れ先ごとに合っているか照らし合わせる。ここに時間がかかっていました。
やったこと:AIが請求書を読み取って、表に書き込む形にした
請求書はメールで届くものと、郵送で紙が届くものがあります。どちらも、中身を読み取って表に書き込むところまでAIに任せました。オーナーが手で打ち込む作業はなくなりました。
- メールで届く請求書:受信したメールの中から請求書を見分け、金額や仕入れ先を読み取って、表に書き込みます
- 郵送で届く紙の請求書:オーナーが写真を撮ってチャットに送るだけで、同じように読み取って表に書き込みます
表さえ埋まっていれば、その先は続けて進みます。月末になると、その月の集計が出てきます。仕入れ先ごとの買掛の一覧、支払予定の表、この先のお金の見通しまで並び、いまは「どこを見直すか」の提案まで受け取れる状態です。
進め方:一度に全部やろうとせず、1つずつ作り上げる
まず一番かんたんな仕入れ先1社で、動く形を1つ作りきります。それがうまく回ってから、次の仕入れ先へ広げる。手数の多いもの(パスワード付きの資料など)は、慣れてきた最後に回す。
この順番だと、1つ完成するたびに「できた」が積み上がるので、途中で止まりません。
始めてから3ヶ月で、ここまでオーナー自身が作れるようになりました。
弊社の導入支援は、この形です。その会社の人が、自分の仕事を自分で任せられるようになるまでを一緒にやります。
弊社自身の事例|美容サロンの売上管理表と、社内のブログ・SNS

美容サロン:売上管理表の入力・カウンセリング記録・予約の確認
ここからは弊社自身の事例です。弊社が運営する美容サロンでは、売上管理表への入力が3日以上止まることがありました。理由ははっきりしていて、スタッフにとって入力の負担が大きすぎたからです。
いまは、その日の予約を管理表へ入力する作業、施術後の会話を記録に残す作業、そして入口が分かれている予約を突き合わせて重なりがないか確認する作業までAIに任せています。スタッフが入力するのは、メニューと金額、次回予約が取れたかどうかの2つだけです。
この事例は別の記事で、実際のやり取りごと詳しく書いています。
AI社員に事務作業を任せる|美容サロンで任せた3つの仕事
社内業務:議事録・ブログの投稿作成・SNS投稿
弊社の社内業務でも、毎日の作業を3つAIに渡しています。
1つ目は議事録です。弊社では、商談や打ち合わせの音声データを渡して、文字起こしから議事録の整理までをAIに任せています。録音ファイルを置くだけで要点が整理された議事録になるため、聞き直しの時間がなくなります。整理された議事録は、そのまま提案書やコンテンツの素材にもなります。
2つ目はブログの投稿作成です。この記事のようなブログも、キーワードを選ぶところから本文を書くところまでAIが進めます。弊社では構成をつくる担当と本文を書く担当を分けていて、構成は人が確認してから本文に進みます。書き上がった記事を公開する手段は、書く側のAIに渡していません。
人がやるのは、下書きを読んで、直して、公開するかどうかを決めることです。書く時間は減りましたが、確認と判断は減らしていません。
3つ目はSNSの投稿です。店舗のThreadsの投稿も、下書きづくりから同じ形で回しています。弊社が運営する実店舗のアカウントでは、フォロワー121人(ほぼ横ばい)のまま、直近30日で累計約27万回表示されました(実測274,469回/2026年7月18日〜8月17日・36投稿)。1本で19万回を超えた投稿もあります。
ここでも、投稿する前に人が読んでいます。渡している理由は毎日の下書きづくりに時間を取られないためです。
ここまで3つの現場を見せました。ただ、正直にお伝えすると、事例の一覧を見ても「自社のどの仕事から渡すか」は決まりません。弊社も最初の1つを決めるまでが、いちばん時間がかかりました。そこで次は、始め方を3つの手順に分けます。
Claude Code 業務効率化の始め方【3ステップ】

1. Claudeの有料プランで、Claude Codeを使える状態にする
Claude Codeは、Claudeの有料プランに入ると使い始められます。導入の手順は公式サイトの案内が最新です。パソコンで文字を打って指示が出せれば、コードを書く知識は要りません。
2. 毎日くり返している入力の仕事を、1つだけ選ぶ
最初の1つは、次の3つに当てはまる仕事から選ぶとうまくいきます。
- 毎日・毎週かならず発生する(予約の転記、売上の記録など)
- 人に教えるときの言い方が、そのまま存在する
- 間違えても、その場で直せる
逆に、金額や契約の最終判断、お客様への謝罪の連絡は、最初に渡す仕事には向きません。
伝え方は、人に教えるときの言葉のままで大丈夫です。たとえばこう書きます。
- 「このフォルダにある予約のメールを読んで、日付・名前・メニューをこの表に書き写してください」
- 「書き終わったら、何件写したかと、判断に迷ったものを教えてください」
コツは、迷ったときは進めずに聞いてもらうことまで書いておくことです。これだけで、確認にかかる手間がぐっと軽くなります。
3. 人が確認する場所を、先に決めてから動かす
不動産会社の事例のように、「出てきたものを、誰が、いつ確認するか」を先に決めておくと、任せる範囲を安心して広げられます。確認の場所が決まっていれば、人がやることは最終確認だけで済みます。
確認は、その都度でなくてかまいません。弊社の美容サロンでは、朝に届く連絡を1日1回見る形にしています。確認の時間を決めてしまうほうが、続きます。
手順はこの3つで動きます。ただし、動かすことと、任せる仕事をうまく選ぶことは別の話です。どの仕事なら渡せるかは自社の仕事の中身によって変わるため、弊社では実際に動かしているところをお見せしながら考え方を話す無料セミナーでも、この部分を扱っています。
Claude Codeは無料で使えるか|料金の条件

結論から言うと、無料では使えません。Claudeの有料プランに入ると、その範囲内でClaude Codeを使い始められます。
- チャットのClaude(ブラウザやアプリ)には無料の範囲があります
- Claude Codeを使うには、有料プランへの加入が必要です
- プランの種類と金額は改定されることがあるため、最新は公式サイトでご確認ください
「まず無料で試したい」という方は、チャットのClaudeで試す順番が自然です。たとえば、会議の録音の文字起こしを貼り付けて要点をまとめてもらう、お客様への案内文を下書きしてもらう、といった使い方は無料の範囲でも体験できます。そのうえで「文章づくりの先の、作業そのもの」まで任せたくなった段階で、有料プランを検討してください。
よくある質問|Claude Codeの業務効率化

経理業務でClaude Codeは使えますか?
使えます。この記事の自転車店がまさにその例で、請求書の読み取りから表への入力、月末の集計、支払いの見通しづくりまでを任せています。弊社でも、売上の記録と管理表への入力を任せています。
会計ソフトを入れ替える必要はありません。いま使っている表やソフトはそのままで、入力する担当がAIに変わるだけと考えてください。
Claude Codeの何がすごいのですか?
頼んだ答えが返ってくるだけでなく、ファイルを開いて、入力して、保存するところまで作業が終わる点です。この記事で見せた物件情報の掲載や管理表の入力は、いずれも「終わった状態」で人に届いています。
ClaudeとClaude Codeは何が違いますか?
Claudeは質問に答えるチャットです。Claude Codeは、パソコンの中のファイルや管理システムを実際に操作して作業を進めます。違いの詳細はこちらの記事にまとめています。
Claude Codeはどこで動かすのですか?
パソコンで動かします。パソコンとインターネットにつながる環境があれば始められます。スマホだけでは動かせません。
弊社では、社内のパソコンで動かしているものと、電源を切らないサーバーに置いているものがあります。朝の決まった時間に動いてほしい仕事はサーバー側に、その場で頼みたい仕事はパソコン側に置く、という分け方です。まずは手元のパソコン1台で十分です。
Claude CoworkとClaude Codeはどちらを使えばいいですか?
資料づくりや調べものを会話で頼みたいならClaude Cowork、パソコンの中のファイルや管理システムを操作して作業まで進めてほしいならClaude Codeです。この記事の事例は、いずれもClaude Codeで動かしています。
Coworkについてはこちらの記事で解説しています。
コードを書けなくても使えますか?
使えます。必要なのはパソコンとインターネットの環境、それと人に教えるときと同じ「手順の言葉」です。この記事の実例は、いずれも日本語で仕事の手順を伝えて動かしています。
この記事の自転車店のオーナーも、パソコンはどちらかというと苦手なほうです。それでも、請求書の写真をチャットに送る、集計を頼む、といった使い方で回せています。
無料のClaude Codeセミナーはありますか?
弊社が無料のオンラインセミナーを開催しています。実際に動かしているところをお見せしながら、任せる仕事の選び方まで話します。開催日程はセミナーの案内ページでご確認ください。
まとめ|Claude Codeの業務効率化は「どの仕事を渡すか」で決まる

- 導入を支援したのは、不動産会社の物件掲載と更新(月20時間の作業)、自転車店の請求書の入力から月末の集計まで。弊社自身はサロンの売上管理表・予約の確認と、議事録・ブログの投稿作成・SNS投稿の下書き
- 「人がやるしかない」と思っていた作業(地図の位置指定など)まで渡せた
- 人に残しているのは最終確認と、公開のボタンを押すことだけ
- 最初の1つは「毎日くり返す・手順を言葉にできる・間違えても直せる」仕事から
- 無料では使えない。有料プランの範囲で始められる
効いたのは、どの仕事を渡して、どこに人の確認を残すかの選び方でした。ここが決まれば、コードが書けなくても、毎日の入力仕事から手が離れていきます。
そのうえで、最初の1つを選んで実際に動かすところで止まる方がいちばん多いのも事実です。自社の場合はどこから渡せるのか。それを確かめる場として、下のセミナーを使ってください。
運営会社について
株式会社L-marketing
L Message(エルメ)認定代理店として、250件以上のLINE公式アカウント構築に携わってきました。エルメ認定代理店は、提供元が用意した所定の検定に合格した代理店のことです。あわせて、提供元が主催する説明会やセミナーに講師として登壇しています。
実際に動いているところを見てみませんか
記事で書いた考え方を、実際に動かしているところと仕事の流れで解説する無料のオンラインセミナーを開催しています。弊社がSNS運用をどう回しているかを、そのままお見せします。読むだけで掴みにくいところを、90分でまとめて確認できます。
※参加無料・オンライン。開催日程は上のページでご確認ください。
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