マレーシアでクレジットカードは作れる?移住前に知っておきたいルール

日本人の教育移住やリタイア後の移住先として人気のマレーシア。「マレーシアでクレジットカードは作れるの?」と疑問に思っている人もいるのではないでしょうか。

この記事ではマレーシアでのクレジットカードの作り方や、クレジットカードの作成条件を解説しています。マレーシアでおすすめのクレジットカードやマレーシアでクレジットカード作成時の注意点についても解説していますので、ぜひ最後まで読んでみてください。

マレーシアにおけるクレジットカードの作り方

マレーシアでクレジットカードを作成するには、日本と同様にオンラインや対面で申し込み手続きが可能です。しかしマレーシアでは日本と異なり、収入証明など書類を用意する必要があります。

マレーシアでクレジットカードを作成するときに必要な書類は、下記の通りです。クレジットカード会社によって必要書類が異なることもあるため、発行前に問い合わせると安心でしょう。

必要書類

  • 身分証明書(パスポートのコピー)
  • 直近の給与明細1〜3ヶ月分
  • マレーシアでの雇用証明書

マレーシアにおけるクレジットカード作成条件

マレーシアでクレジットカードを作成する条件を解説します。

ビザと銀行口座が必要

マレーシアでクレジットカードを作成する場合、マレーシアの銀行口座が必要です。口座開設にはビザが必須ですが、ノマドビザは対象外な点に注意が必要です。

またマレーシアの銀行口座が開設できた場合でも、ビザの有効期限によってはクレジットカードが作成できないことがあります。お持ちのビザでクレジットカード発行が可能かどうか心配な人は、クレジットカード会社に問い合わせてみるとよいでしょう。

収入条件がある

マレーシアでクレジットカードを作成する場合、カード会社により収入条件があります。

例えばイオンクレジットカードでは最低年収RM24,000(約75万円:RM1=31円)以上、HBSCクレジットカードであれば最低年収RM36,000(約112万円:RM1=31円)以上などです。

マレーシアで働いている日本人であれば、条件に満たない人は少ないでしょうが、クレジットカードの種類によっては拒否されることもあります。

マレーシアでクレジットカードを選ぶときのポイント

マレーシアでクレジットカードを選ぶときのポイントを5つ解説します。

  • 収入条件
  • ポイント還元率やベネフィット
  • 日本語デスクの有無
  • 年会費の有無
  • クレジットカード会社の信頼性

収入条件

収入条件はクレジットカード会社によって異なります。銀行でクレジットカードを発行する場合には預金残高も評価に入ることがあるため、条件をよく確認することが大切です。

収入に応じてクレジットカード会社を選びましょう。

ポイント還元率やベネフィット

ポイント還元率やベネフィットはクレジットカードによって異なります。使い勝手のよいカードを調べて、クレジットカードを発行するのがおすすめです。

日本語デスクの有無

カード発行時だけでなく、クレジットカードの紛失や不正利用などトラブルが起きたときに備え、日本語デスクがあるクレジットカード会社を選ぶと安心でしょう。日本語でサポートを受けられるため、コミュニケーションがスムーズです。

年会費の有無

クレジットカードによって年会費が無料のカードや有料のカード、条件を満たせば年会費が無料になるカードなどさまざまです。想定されるクレジットカードの利用状況に応じて選ぶとよいでしょう。

クレジットカード会社の信頼性

トラブルなくクレジットカードを使用するためにも、クレジットカード会社の信頼性の高さも重要です。セキュリティが高いか、経営難などでサービスが終了してしまう可能性はないかなど、クレジットカード会社についても調べておくと安心でしょう。

マレーシアでおすすめのクレジットカード

マレーシアでおすすめのクレジットカードを2つ紹介します。

イオンクレジットカード

日本でも馴染みのあるイオンのクレジットカードです。日本の会社のため日本語デスクがあり、トラブルのときには日本語のサポートが受けられます。日本の大手企業であるため、信頼性も高いといえるでしょう。

イオンクレジットカードの中でも年収条件が低い「イオンクラシックカード」「イオンゴールドカード」について、発行条件と特典を見てみます。

カード イオンクラシックカード イオンゴールドカード
取得条件 21歳以上
最低年収RM24,000以上
21歳以上
最低年収RM36,000以上
年会費 RM30/年
初年度免除
翌年は年間最低12回の取引で免除
RM95/年
初年度は免除
翌年は年間最低12回の取引で免除
特典
  • 毎月20日と28日に5%キャッシュバック
  • イオンでの支払いでイオンポイント2倍
  • 毎月20日と28日に8%キャッシュバック
  • イオンでの支払いでイオンポイント2倍
  • 海外での支出でポイント3倍
  • 食事利用で5%キャッシュバック
  • マレーシア空港のプレミアムラウンジが年3回まで無料で利用可能
  • 旅行保険の付帯

出典:AEON CREDIT SERVICE

また、「KL日本人会クレジットカード」というクアラルンプール日本人会に入会すると作成できるカードもあります。

HSBCクレジットカード

HSBC(Hong Kong and Shanghai Banking Corporation)が発行するクレジットカードです。銀行系クレジットカードの中では収入条件が緩めで、比較的発行しやすいカードといえるでしょう。

例えば、マレーシア大手の銀行Maybankで作成できるクレジットカードは最低年収RM60,000(約186万円:RM1=31円)以上と、HSBCクレジットカードよりも年収条件が厳しくなっています。

HSBCクレジットカードの中でも、年収条件が低い「HSBC Platinum Credit Card」「HSBC Amanah MPower Visa Platinum Credit Card-i」の条件は以下の通りです。

カード HSBC Platinum Credit Card HSBC Amanah MPower Visa Platinum Credit Card-i
取得条件 21歳以上
最低年収RM36,000以上
21歳以上
最低年収RM36,000以上
年会費 無料 無料
特典
  • タッチ決済利用でポイント8倍
  • オンライン・食料品・海外での利用でポイント5倍
  • チャリティー支出の1%を寄付
  • ガソリン・食料品・eWalletsの利用料最大8%キャッシュバック
  • その他支出の0.2%キャッシュバック
  • チャリティ支出の1%を寄付

出典:HSBC Credit Card

マレーシアでクレジットカード作成時の注意点

マレーシアでクレジットカードを作成するときの注意点を解説します。

クレジットカード発行には時間がかかる

クレジットカード発行には審査が必要であり、すぐにクレジットカードが手に入るわけではありません。またマレーシアでクレジットカードを作成するときには、収入証明など書類が必要であり、書類の準備も含めて発行には時間がかかります。

そのため、マレーシア移住前に日本でクレジットカードを作成して持っておくと安心です。日本でクレジットカードを作成するときのポイントは、後述で詳しく解説しています。

サービス税(SST)がかかる

マレーシアではクレジットカードを持っていると年間RM25(約775円:RM1=31円)のサービス税がかかります。

サービス税とはマレーシアで2018年から消費税に代わって特定のサービスについて課せられる税金のことです。クレジットカードに税金が課せられる点が日本と異なるため、注意しましょう。

利用規約に目を通す

利用規約にはきちんと目を通しましょう。ポイント還元率やベネフィットがあると思ってクレジットカードを作成しても、細かく条件が指定されている場合があります。またトラブル発生時のサポート体制についても、確認しておくと安心でしょう。

マレーシア移住用に日本でクレジットカードを作成するときのポイント

マレーシア移住のために日本でクレジットカードを作成するときのポイントを解説します。

クレジットカードは複数枚持っておく

クレジットカードは1枚だけではなく、2〜3枚程度持っておくのがおすすめです。マレーシアではクレジットカードを盗まれたり、不正利用されるなど、トラブルに出会う可能性が日本より高いでしょう。

トラブルに巻き込まれたら、クレジットカード会社に問い合わせて利用停止し、クレジットカードの再発行を行う必要があります。しかしその間、クレジットカードが手元にないと困るかもしれません。

そのため、予備も含めてクレジットカードを用意しておくと安心です。

国際ブランドは「Visa」または「Mastercard」である

マレーシアでは「Visa」と「Mastercard」が使用できる場所が多く、「JCB」や「American Express」は使用できる場所が非常に限られます。

そのため、マレーシア移住に日本からクレジットカードを持っていく場合には、「Visa」と「Mastercard」を組み合わせるのがおすすめです。

海外旅行傷害保険が付帯されている

海外旅行傷害保険が付帯されているクレジットカードを複数枚持っておくとよいでしょう。クレジットカード付帯の海外旅行傷害保険には、自動付帯と利用付帯があり、カードを組み合わせることで、補償日数を延長して保険を適用できます。

「自動付帯」はクレジットカードを使用しなくても、所持しているだけで保証される保険。「利用付帯」は旅行費用の一部をクレジットカードで支払った場合に保証が有効になる保険です。例えば、マレーシアで食費をクレジットカードで支払えば、その時点から保険が有効となります。

海外のATMでキャッシングができる

マレーシアでは日本円ではなく、現地通貨のRMが必要になります。円を持っていても、両替する場所が限られたり、為替レートが一定でないなど、マレーシアで使うためには手間や費用がかかります。

そのため、海外ATMでキャッシングできるカードを持っていれば、現地の通貨で現金を引き出せて便利です。手数料はかかりますが、両替より安いことが多く、両替の手間もかかりません。

現地の情報を知る不動産業者への相談がおすすめ

マレーシアでクレジットカードを作成する場合、クレジットカード発行審査や必要書類の準備のため、日本よりもカード発行に時間や手間がかかります。そのため、移住前に日本で複数枚クレジットカードを作成しておくと安心でしょう。

マレーシア移住に失敗しないためには、現地のリアルな情報を知る不動産業者への相談がおすすめです。弊社では、あなたのご希望に沿った信頼できる不動産業者を紹介しています。正しい情報をもとに不動産投資をご検討いただきたいため、ぜひお問い合わせください。

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