LINE公式カードタイプメッセージ(カルーセル形式)とは、LINE公式アカウントでカードを組み合わせたメッセージを配信できる機能のことです。しかし、メッセージ配信との違いやメリットについて分からない人もいるのではないでしょうか?
この記事では、LINE公式カードタイプメッセージを使用するメリットや使用方法などについて詳しく解説します。LINE公式カードタイプメッセージを活用することで、より高い顧客満足度とビジネスの成果を得ることができます。
この記事を読んで、自社のサービスにLINE公式カードタイプメッセージを活用してみてくださいね。
LINE公式カードタイプメッセージ(カルーセル形式)とは?
LINE公式カードタイプメッセージ(カルーセル形式)とは、複数のカードをスライド形式で表示する機能のことです。1つのメッセージで最大10枚まで配置が可能。複数の商品やサービスを効果的に紹介することができます。
また、カードの各項目にアクションを追加することで直接購入や問い合わせなどのコンバージョンを促すことができます。ビジネスでの利用においては、商品の紹介や新商品の告知・キャンペーンの宣伝・イベントの案内などに幅広く活用されています。
4種類のカードタイプメッセージ
LINE公式カードタイプメッセージには、プロダクト・ロケーション・パーソン・イメージの4つのタイプがあります。それぞれ異なる形式や機能を持ち、サービスによって適したタイプが変わります。
この項目では、それぞれのタイプの特徴や使い方、ビジネスの活用方法などを紹介します。LINEを活用した効果的なマーケティング手段として、公式LINEカードタイプメッセージの活用を検討している人は必見です。
プロダクトタイプ
プロダクトタイプは、商品やサービスの紹介に特化しています。プロダクトタイプでは、下記の機能を設定することができます。
- ラベル(画像左上のテキスト)
- 画像
- カードのタイトル
- 説明文
- 価格
- アクション
URL・クーポン・ショップカード・リサーチ・テキストの中から選ぶことができます。
複数の商品を一度に紹介することもできるため、ECサイトや飲食店などで活用されています。具体的には下記のような活用方法があります。
- カフェのおすすめメニューを紹介する
- 旅行会社が今月おすすめの旅行先を紹介する
- コスメブランドが公式サイトへと誘導する
プロダクトタイプは、商品を効果的にアピールする際に非常に有効なカードタイプです。また、4つのタイプの中で一番使用するカードタイプでしょう。
ロケーションタイプ
ロケーションタイプは、場所に関する情報を提供する機能です。この機能を活用することで、顧客に対して店舗の場所やイベント場を提供することができます。
ロケーションタイプで設定できる機能は下記の通りです。
- ラベル
- 写真
- カードのタイトル
- 住所
- 追加情報(時間または価格)
- アクション
ロケーションタイプは下記のように活用されます。
- レストランやカフェなど店舗の場所を案内する
- イベントやセミナー場所を案内する
- 不動産会社が物件の場所を案内する
- 旅行会社が旅行先の情報を提供する
ロケーションタイプはワンタップで位置情報を知ってもらうことができるので、非常にスムーズにサービスを宣伝をすることができます。
パーソンタイプ
パーソンタイプは、人物紹介に適したタイプです。1枚の画像を設定できる丸いアイコンが特徴で、予約や指名などアクションボタンを設定することもできます。パーソンタイプで設定できる機能は下記の通りです。
- ラベル
- 写真(丸いアイコン型)
- 名前
- 説明文
- アクション
どんな人物なのか知ってもらうことが大切なサービスに最適なパーソンタイプは、下記のように活用されています。
- 美容院のスタッフ紹介
- ジムトレーナーの紹介
- バイト募集時の先輩紹介
パーソンタイプを使用すると、ひと目でその人物の概要を知ってもらうことができます。また、予約やこの人を指名するなどアクションボタンも設定できるので成約までの距離が近いのも嬉しいポイントです。
イメージタイプ
イメージタイプは、画像や写真、イラストなどの視覚的な情報を届ける配信に適しています。画像や写真を全面に押し出すことは、顧客の注目を集める効果的な方法の1つです。イメージタイプで設定できる機能は下記の通りです。
- ラベル
- 写真・画像
- アクション
画像や写真のイメージを届けることができるので、商品の魅力を視覚的にアピールすることができます。イメージタイプは下記のように活用されています。
- 美容院のカットカタログ
- 店内の様子
- セミナーの様子
イメージタイプを活用することで、商品やサービスの魅力をより伝えやすくして興味を引くことができます。
LINE公式カードタイプメッセージのメリット・デメリット
LINE公式カードタイプメッセージは、効果的にサービスの宣伝をする最適の機能の1つです。活用にあたってのメリットデメリットは何でしょうか?
メリット
LINE公式カードメッセージを活用することで、どんなメリットがあるのでしょうか?具体的なメリットについて解説します。
クリック分析が可能
LINE公式カードタイプメッセージを活用するメリットの1つに、クリック分析ができることがあります。顧客がカード内に設置されたボタンをクリックすることで、目的のページに誘導することができます。
この際に、ボタンがどのくらいクリックされたかといったアクションの情報が、LINE公式アカウントの管理画面で確認することが可能になります。この情報をもとに、サービスの改善やマーケティング戦略の見直しなどに役立てられるでしょう。
無料で始めることができる
LINE公式カードタイプメッセージは、無料で活用することができます。LINE公式アカウントが必要ではありますが、LINE公式アカウントも同じく無料で作成が可能です。
1つの配信で複数の訴求が可能
メッセージ配信では、1つのメッセージに1つの訴求が一般的です。しかし、LINE公式カードタイプメッセージでは、1つのメッセージ内に複数の訴求が可能。
具体的には、購入ページへのリンクや商品の詳細情報ページへのリンク、サービスの予約など複数のアクションを同時に訴求することができます。
イメージ画像で伝わりやすい
LINE公式カードタイプメッセージは、テキストだけでは伝えきれない情報をビジュアル的に示すことが可能。商品の紹介やイベントの情報を視覚的に伝えることができ、顧客の興味を引きやすくなります。
テキストを読むよりも、視覚的にわかりやすく情報を伝えた方が顧客のアクションを起こしやすくなるでしょう。
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デメリット
LINE公式カードタイプメッセージを活用する際のデメリットについて解説します。
作成方法を知っておく必要がある
LINE公式カードタイプメッセージを活用するにあたって、事前に作成方法を知っておく必要があります。4つのタイプからサービスに合ったタイプを選び訴求内容を設定しましょう。
LINE公式タイプメッセージは、感覚的に設定できるようになっています。それでも難しいと感じる人は、こちらの記事で作り方を解説しているのでぜひチェックしてください。
作成前に同業種のリサーチが必要
LINE公式カードタイプメッセージは、多くの企業やブランドによって活用されています。そこで重要なのが、同業種や競合他社がどのような情報を提供しているか、どんなタイミングで配信しているのかなどを把握しておくことです。
リサーチにはある程度の時間と労力がかかります。しかし、リサーチすることは自社の優位性を明確にしたり顧客へのアプローチを成功させたりすることに繋がるので、LINE公式カードタイプメッセージを活用する前には行うべき重要な行動の1つでしょう。
LINE公式カードタイプメッセージを便利に使う方法
LINE公式カードタイプメッセージは、もともと用意されているテンプレートに配信したい情報を設定するだけで簡単に複数の訴求をすることができます。しかし、LINE公式カードタイプメッセージの使用方法はそれだけではありません。
その他の便利な機能と合わせて活用することで、より効果的に訴求することができます。どれもとても簡単なので、ぜひ活用してみてくださいね。
作成済みのメッセージをコピーする
LINE公式カードタイプメッセージは、コピーが作成できる機能があります。作成したカードタイプメッセージを保存し、そのメッセージのコピーや削除が可能です。
同じカードタイプメッセージを作成したいときには保存しておいたカードタイプメッセージをコピーして利用しましょう。同じカードタイプメッセージを作成する時間や、手間を省くことができるのは嬉しいですね。
他の機能と組み合わせる
LINE公式カードタイプメッセージは、他の機能と組み合わせることでより効果的に顧客に情報を届けることができます。具体的には下記のような組み合わせが可能です。
- あいさつメッセージと組み合わせる
友達になって初めて配信する際に設定するあいさつメッセージ。あいさつメッセージと同時にカードタイプメッセージのパーソンタイプで人物をアピールすることができます。 - 自動応答メッセージと組み合わせる
自動応答メッセージと組み合わせることで、より効果的に訴求してくれます。カフェのメニューを紹介する自動応答メッセージと共に、カードタイプメッセージのプロダクトタイプでメニューの写真や説明文を届けることができます。
このように、他の機能と相性の良いカードタイプメッセージを組み合わせることで顧客へ強い印象を残すことができたり、興味関心を持ってもらうきっかけ作りを自動化することができます。
「もっと見る」メッセージを使う
もっと見るメッセージは、カルーセルの一番最後に表示させることができるリンク専用のメッセージです。さまざまなカードタイプで訴求した後に表示されるので、顧客の興味を引いた状態でリンク先へスムーズに誘導することができる効果的なメッセージです。
LINE公式カードタイプメッセージはこんな人におすすめ
LINE公式カードメッセージのは下記のような人におすすめです。
- 商品やサービスを紹介したい人
- SNSやブログを運営している人
- コンサルタントやセミナー講師など、専門の知識を持っている人
- イベント情報を発信したい人
その他にも、顧客への教育・成約を自動化したい人にもおすすめです。
LINE公式カードタイプメッセージを作るなら「L Massage(エルメ)」がおすすめ
LINE公式カードメッセージをさらに効果的に活用したい人には、拡張ツールのエルメがおすすめです。エルメを使用すると、直感的に操作できるテンプレートで簡単にカードタイプメッセージを作成することができます。
その他にも「顧客とのコミュニヶーションを充実させたい」「顧客満足度を上げたい」といった人にも嬉しい機能が豊富です。例えば、指定した顧客へステップ配信を設定したり詳しいクリック分析ができたりと、LINE公式アカウントをより効率的に活用することが可能。
さらに、初期費用・月額費用が無料で始めることができるのも嬉しいポイントの1つ。また、エルメの充実したマニュアルやチャットでの問い合わせ機能により、LINE公式カードメッセージを含めLINE構築をするのが不安という人にもおすすめです。
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まとめ
LINE公式カードタイプメッセージとは、LINE公式アカウントを作成すると無料で利用できる機能です。カードと呼ばれる複数の画像やテキストを含むメッセージで、1度の配信で複数の訴求ができることが大きなメリットです。
商品の紹介や店舗のPR・人物のアピールなどを、視覚的にアプローチすることで顧客の興味を引くことができ成約率アップにつながります。カードには、4つのタイプがあるので、用途によって使い分けをしましょう。
「LINE公式カードメッセージを作るのは難しそう」「LINEで集客・自動化ってどうすればいいの?」そんなお悩みがある人にはエルメがおすすめです。無料で始めることができ、わからないことはマニュアルやチャットで解決することができるので安心です。
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