エルメ代理店の選び方|認定代理店に頼むと何が違うか【依頼前に聞く5つの質問】
「エルメの代理店って、普通の構築代行と何が違うの?」
「見積を3社並べたけど、どこも似ていて選べない」
エルメ(L Message)の構築を依頼しようとして、こうした壁に当たっていませんか。
はじめて依頼するとき、比べる材料が金額しか無いのは当然です。各社のホームページに書いてあることも、よく似ています。
ただ、エルメは入れれば動くツールではありません。同じツールを使っても、設計する人が違えば結果が変わります。
本記事では、エルメ代理店と認定代理店の違い、代理店に依頼するメリット、そして依頼前に聞く5つの質問までを解説します。
解説しているのは、L Message(エルメ)認定代理店としてLINE公式アカウントの構築に携わってきた立場です。
エルメ代理店とは?認定代理店になるには講座と課題のクリアが必要

エルメ代理店とは、エルメ(L Message)の提供元と契約し、ツールの提供や導入の支援を行う立場のことです。
まずは、混同されやすい言葉を先に整理しておきます。
エルメ(L Message)とは?LINE公式アカウントを拡張するツール
L Message(エルメ)は、LINE公式アカウントに接続して機能を足す拡張ツールです。
LINE公式アカウントだけでも、メッセージの配信まではできます。ただ、予約の受付や、登録した一人ひとりに合わせた出し分けまでは届きません。
エルメは、その足りない部分を埋めるために入れるものです。
エルメ構築そのものの全体像は、エルメ構築とは何かで解説しています。
エルメ代理店・認定代理店・構築代行は何が違うのか
3つの言葉は、指しているものがそれぞれ違います。
- 構築代行:仕事の名前。LINE公式アカウントとエルメの設定を代わりに組む業務そのもの
- エルメ代理店:立場の名前。エルメの提供元と契約し、ツールの提供や導入支援ができる事業者
- エルメ認定代理店:代理店の中で、提供元から認定を受けた事業者
つまり、構築代行を名乗ること自体は誰にでもできます。代理店かどうか、認定を受けているかどうかは、そこから先の話です。
認定代理店になる条件|認定講座の受講と課題のクリア
エルメの認定代理店は、認定講座を受け、課題をクリアした事業者だけが認定されます。
提供元の公開情報でも、代理店への加盟には認定講座の代理店コースの受講が必要だと案内されています。
ここで押さえておきたいのは、認定は提供元の審査を通った会社だけが名乗れるという点です。希望すれば付くものではありません。
「エルメに詳しい」「構築の経験が豊富」は自己申告でも書けます。認定の有無は、外側から確かめられる数少ない材料です。
とはいえ、認定の有無だけで発注先が決まるわけでもありません。判断材料の1つとして使う、が正しい距離感です。
エルメ代理店に任せられる範囲【9項目】
弊社がお受けしている構築代行を例にすると、任せられる範囲は次のとおりです。
- LINE公式アカウントの全体設計
- エルメでのリッチメニュー作成
- エルメでのお問い合わせ・予約受付の構築
- エルメのステップ配信設計
- エルメのタグ管理
- エルメのアンケート機能の設定
- エルメの決済機能の設定
- エルメでのデータ分析・流入経路分析
- 納品後の継続的な改善提案・運用サポート
どこまで任せられるのかを詳しく知りたい方は、エルメ構築代行とは|依頼できる範囲と失敗しない任せ方をご覧ください。
本記事はこの先、「誰に任せるか」だけに絞って解説します。
対応できる業種は幅広い|サロン・不動産・ジム・採用まで
「業種が特殊だから難しいのでは」と考えて、相談自体をためらう方は少なくありません。
実際には、個人サロン、不動産、ハウスメーカー、パーソナルジム、エステ、採用など、幅広い業種で導入されています。
やることは業種によって変わりますが、登録した方に何をどの順番で届けるかという骨組みは共通です。
エルメ構築を代理店に依頼する4つのメリット

「調べれば自分でもできるのでは」と考える方もいます。実際、エルメの設定画面は触れば動きます。
それでも依頼する価値がどこにあるのかを、4つに分けて解説します。
1. エルメの操作を覚えずに、設定作業をそのまま任せられる
最も大きいのは、エルメの操作を覚えなくてよくなることです。
エルメには多くの機能があります。友だち情報、タグ、フォーム、予約、配信の条件設定と、ひととおり理解しようとすれば相応の時間がかかります。
そして、覚えた操作の大半は構築が終われば使いません。
初期構築は一度きりの作業だからです。エルメで日々触るのは、配信の作成と予約状況の確認くらいに落ち着きます。
一度きりの作業のために学習の時間を使うか、その時間を本業に使うか。判断が分かれるのはここです。
調べながら進めると、どうしても「調べる→試す→違った→また調べる」を繰り返します。設定そのものより、この往復に時間が溶けます。
依頼すれば、この工程がまるごと消えます。「覚えなくていい」ことに価値があると考えると、判断しやすくなります。
2. 設定はできても「使いこなし」まで届かない|ステップ配信の例
設定画面を触れることと、機能を使いこなせることは別の話です。ステップ配信を例に見ていきます。
LINE公式アカウントでできること:LINE公式アカウントの標準機能にもステップ配信があり、友だち追加をきっかけに順番にメッセージを送れます。
ただし、LINE公式アカウント標準のステップ配信には次の制約があります。
- 開始条件は「友だち追加」「オーディエンス」の2種類のみ(オーディエンスを条件にするには対象50人以上が必要)
- 条件分岐はみなし属性(性別・年代・OS・エリア)かオーディエンスのみ
- フォーム回答・購入・行動ログなど、実データでの分岐は不可
- 待機時間は1〜30日単位、配信時間は1時間単位の指定で、正確な時刻での配信は保証されない
- 1アカウントあたりの作成上限は50件
エルメを入れて増えること:エルメでは、友だち情報の回答・タグ付与・フォーム回答・ポイント到達・決済完了といった実際の行動データを、開始条件や分岐条件にできます。
エルメなら経過時間も分単位で指定でき、複数条件のAnd/Orの組み合わせも可能です。
つまり、LINE公式アカウント標準は推定の属性まで、エルメは実際の行動までを見て配信を分けられます。
ただし、この差を使い切るには「何をきっかけに、誰に、何を送るか」を決める作業が必要です。設定画面の操作とは別の仕事になります。
機能そのものの違いをもっと知りたい方は、LINE公式アカウントとエルメの違いもあわせてご覧ください。
3. 作れても運用が続かない|入口ごとにQRを分けた不動産会社の実例
作った時点で完成、とはならないのが構築です。実例を1つ挙げます。
弊社が支援した不動産会社では、土地の現地看板にQRコードを設置しました。
現地を見に来た方がそのQRを読み込むと、その土地の情報がLINEで受け取れる仕組みです。
看板・ホームページ・チラシなど入口ごとにQRコードを分けて発行しているため、どの入口から登録した方かが分かります。
登録後は、エルメで流入経路に応じた案内や内見の予約案内を送る設計にしました。
注目していただきたいのは、この設計が一度で完成したわけではないことです。
運用が始まってから出てきた問題があり、それを設計で直しています。その中身は、次の章の質問2で解説します。
4. 置く順番と数を決める「設計」ができない|予約の例
4つ目は、機能を「どの順番でいくつ置くか」を決める仕事です。予約を例にします。
LINE公式アカウントでできること:カレンダー予約・スタッフ管理・決済連携といった予約機能は、LINE公式アカウントの標準機能に一切存在しません。
LINE公式アカウント標準のアンケートは「リサーチ機能」で、最大7問までの簡易アンケートのみです。分岐設問はできず、回答を友だち情報へ自動で反映する仕組みもありません。
エルメを入れて増えること:エルメでは、サロン/面談・レッスン・イベントの3種類の予約に対応し、Googleカレンダー連携(スタッフ別シフト)や決済連携(Stripe/UnivaPay)まで揃います。
ただし、機能があることと、成果が出る形に並べることは別です。
予約の前にアンケートを挟むのか、挟まないのか。エルメの予約をリッチメニューに置くのか、配信から誘導するのか。この判断が設計です。
ここまでで、代理店に任せれば設定は前に進む、ということは見えたと思います。
ただし、設定を並べるだけの相手だと、運用が始まってから出る問題までは直りません。そして、その差は依頼前の質問で見分けられます。
エルメ代理店の選び方|構築代行を頼む前に聞く5つの質問

ここからが本題です。依頼先を選ぶときに、実際に投げてほしい質問を5つ挙げます。
見積の金額と項目数では選べない理由
結論から書くと、見積の金額と項目数だけでは選べません。
見積に並ぶ「リッチメニュー◯枚」「エルメのステップ配信◯通」は、作業の量を表したものです。設計の質ではありません。
ステップ配信を10通組んだ、という事実からは、その10通が読まれたかどうかは分かりません。
料金の相場も、各社の提供範囲によって変わります。最新の料金は、各社の公式サイトでご確認ください。
では何で選ぶのか。依頼前の質問への答え方です。以下の5つを、同じ言葉で全社に投げてみてください。
質問1「登録した人がどこから来たか、あとから分かるようにしますか」
1つ目は、流入経路の話です。
LINE公式アカウントでできること:LINE公式アカウントには「友だち追加経路」の設定があり、経路・流入元・キャンペーンのパラメータ付きでQRコードやURLを複数発行できます。
「分析>友だち>追加経路」を開けば、経路別の人数も確認できます。ただし、LINE公式アカウント標準には次の制約があります。
- 集計は経路単位の合計人数のみで、個人単位の判別はできない(誰がどの経路から来たかは分からない)
- 同じ期間内の追加/ブロックが20件未満の経路は、数値が表示されない
- 経路情報から個々の友だちに自動でタグを付け、以降の配信分岐に使う仕組みは標準に無い
エルメを入れて増えること:エルメのQRコードアクション機能では、友だち1人ひとりに経路タグが自動で付きます。
追加した直後に経路別のあいさつ文やアクションを出し分けでき、そのタグは人数の閾値なく何度でも今後の配信条件として使い回せます。
先ほどの不動産会社の例では、看板・ホームページ・チラシで入口ごとにQRコードを分けて発行していました。だから、どの入口から来た方かが後から分かります。
この質問に「エルメの経路タグで、入口ごとに分けて発行します」まで具体で答えられるか。ここで差が出ます。
質問2「配信の送りすぎが起きたら、どう直しますか」
2つ目が、この記事で最も効く質問です。
先ほどの不動産会社では、土地の情報を見た方へ自動で案内が届く設定にしていました。
すると、すでに商談が進んでいるお客様にも、同じ案内が届いてしまう問題が起きました。
解決策として、情報を見た時点でエルメのブックマークを自動で付与し、以降の配信から除外する設定を実装しました。
押さえておきたいのは、これが運用が始まってから出た問題を、設計で直した実例だという点です。
送りすぎは、配信ボタンを押しすぎるから起きるのではありません。誰を配信から外すかを決めていないから起きます。
つまり、設定漏れではなく設計の問題です。経験のある相手なら、除外の仕組みを具体で説明できます。
「送りすぎないよう気をつけます」で終わる相手とは、運用が始まってから差が出ます。
質問3「納品したあとも、実際の数字を見て直してもらえますか」
3つ目は、納品後の話です。
LINEの仕組みは、作った直後が最も精度の低い状態です。実際に人が登録して初めて、想定とのズレが見えます。
そのズレを見て直す工程が契約に入っているかどうかを、発注前に確認してください。
確認したいのは次の3点です。
- 納品後も、エルメの配信の開封状況や予約の入り方といった実際の数字を見てもらえるか
- 数字を見た上で、改善の提案まで出てくるか
- 設定の変更を依頼できる窓口が、納品後も残るか
作って終わりにするか、長く使える仕組みにするか。ここで決まります。
質問4「今使っているツールから乗り換える場合、何を引き継げますか」
4つ目は、すでに別のツールを使っている方向けの質問です。
乗り換えでは、移せるものと移せないものがはっきり分かれます。
友だちのリスト自体はLINE公式アカウントに紐づくため残りますが、拡張ツール側で貯めたタグや配信の設定は、そのまま移るとは限りません。
大事なのは、何が移せて何が作り直しになるかを、依頼前に言葉にできる相手かです。
「たぶん大丈夫です」で流す相手は、移行の作業を経験していない可能性があります。
実際の乗り換え事例は、この記事のよくある質問で紹介します。
質問5「その設定は、LINE公式アカウント標準でできることですか」
5つ目は、少し意地悪に見えるかもしれませんが、よく効きます。
提案された設定のうち、どこまでがLINE公式アカウントの標準機能で、どこからがエルメを入れて増える部分なのかを聞いてみてください。
たとえば、あいさつメッセージや応答メッセージは、LINE公式アカウントの標準機能だけで設定できます。
一方で、カレンダー予約の受付や、エルメの経路タグを使った出し分けは、拡張ツールを入れて初めて成立します。
この線引きを区別して説明できる相手は、機能を分かった上で、必要なものだけを選んでいます。
区別せずに全部を有料機能として提案してくる相手とは、そこで差が出ます。
依頼前に聞く5つの質問チェックリスト
そのままコピーして送れる形にまとめます。
- 登録した人がどこから来たか、あとから分かるようにしますか
- 配信の送りすぎが起きたら、どう直しますか
- 納品したあとも、実際の数字を見て直してもらえますか
- 今使っているツールから乗り換える場合、何を引き継げますか
- その設定は、LINE公式アカウント標準でできることですか
金額の比較よりも、この5つの答え方のほうが、相手のことがはるかによく分かります。
ただし、5つの質問を自分で全社に投げて、返ってきた答えを比べるのは、本業をやりながらだと現実的に難しいはずです。
先に1社と話して判断の基準を作ってしまうほうが早い、という進め方もあります。弊社では構築代行の無料相談を受け付けています。
エルメ代理店への依頼でよくある質問【6問】

依頼を検討する段階でいただくことの多い質問をまとめました。
エルメの導入までどれくらいかかりますか?
ヒアリングシートのご記入から、最短2週間で導入可能です。
期間が延びるのは、配信に載せる文章や画像の準備が止まる場合です。
先に用意しておくものを確認しておくと、進み方が変わります。
費用はいつから発生しますか?
お申し込みいただいた初月から発生します。
金額はプランと提供範囲によって変わるため、最新の料金は公式サイトでご確認ください。
最低契約期間はありますか?
最低12ヶ月の契約となります。
解約後は拡張ツールの機能が使えなくなりますが、LINE公式アカウント自体は引き続き利用できます。
友だちのリストがなくなるわけではない、と考えると分かりやすいです。
他のLINEマーケティングツールから乗り換えられますか?
可能です。Lステップからの乗り換えも承っています。
弊社のクライアントに、4店舗展開の美容サロンがあります。
以前は別のLINEマーケティングツールを使っていましたが、セグメント機能が上位プランのみ、スマホから操作できない、予約連携で事故が多発する、という状態でした。
エルメへ乗り換えたあとは、3ヶ月以上来店していない方へクーポン情報を配信できるようになり、休眠顧客の掘り起こしに繋がっています。
乗り換えの判断は、値段よりも「今の運用で何が詰まっているか」から入ると失敗しません。
どの業種でも対応できますか?
個人サロン、不動産、ハウスメーカー、パーソナルジム、エステ、採用など、幅広い業種に対応しています。
業種が変わっても、登録した方に何をどの順番で届けるかという設計の考え方は共通です。
認定代理店でないと頼んではいけないのですか?
そんなことはありません。認定を受けていない事業者にも、良い構築をされる方はいます。
ただし、認定は提供元の審査を通った会社だけが名乗れるものです。実力を外から確かめる材料としては使えます。
ここまでで、発注前の疑問はおおむね潰せたはずです。
ただし、自社のLINEで何をどの順番で組むべきかは、業種と今の集客の形によって変わるため、記事では答えが出ません。
看板から登録が来る事業と、SNSから登録が来る事業では、最初に作るものが変わります。既存のお客様が多いのか、新規を集める段階なのかでも変わります。
弊社では、構築代行の無料相談を受け付けています。現状をヒアリングした上で、何から組むべきかをご提案します。無理な勧誘は一切ありません。
まとめ|エルメ代理店は見積ではなく5つの質問で選ぶ

本記事の要点をまとめます。
- エルメ代理店は提供元と契約している立場、認定代理店は認定講座と課題のクリアを経て認定された立場
- 代理店に依頼するメリットは、操作を覚えなくていい・使いこなしまで届く・運用が続く・設計まで踏み込めるの4つ
- 選ぶときは見積の金額と項目数ではなく、依頼前の5つの質問で見分ける
エルメは入れれば動くツールではありません。同じツールでも、設計する人が違えば結果が変わります。
その差が最も出るのが、送りすぎが起きたときに、仕組みで直せるかどうかです。
そして、5つの質問に具体で答えられる相手かどうかは、話してみるのが一番早いです。
運営会社について
株式会社L-marketing
L Message(エルメ)認定代理店として、250件以上のLINE公式アカウント構築に携わってきました。エルメ認定代理店は、提供元が用意した所定の検定に合格した代理店のことです。あわせて、提供元が主催する説明会やセミナーに講師として登壇しています。
月2万円で、あなたの会社にLINE担当者を。
「こんなこと、LINEでできる?」から相談してください。予約、配信、フォーム、タグ管理——やりたいことを伺い、必要な機能を整理して構築・設定まで対応します。使い始めてから出てくる修正や追加設定も、そのままご相談いただけます。
※スタンダードプラン 月額20,000円(税別)・初期構築費250,000円(税別)。LINE公式アカウントの配信料とツール利用料は別途必要です。相談は無料です。
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